統合報告書 2026

BusinessAnniversary Special Feature~60周年・35周年の節目に誓う、さらなる貢献~

2026年、PHCグループ ライフサイエンス事業部 バイオメディカ事業とPHCインドネシアは、それぞれ記念すべきアニバーサリーイヤーを迎えました。
時代の変化とともに、常に挑戦と改善を積み重ねてきた私たち。ここでは、力強く歩んできたこれまでの道のりと、記念イベントやメッセージをご紹介します。

ライフサイエンス事業部のバイオメディカ事業 創業60周年:
医療・研究現場とともに歩んだ60年の挑戦

60年の歩み

PHCグループのバイオメディカ事業は、1966年に業界初の薬用保冷庫を販売して以来、時代の変化に向き合いながら挑戦と改善を積み重ね、冷凍冷蔵機器、培養機器、実験環境機器領域、さらに再生医療領域へと事業範囲を広げてまいりました。

年代 主なテーマ 主なトピックス
1960年代 医療分野への第一歩
―バイオメディカ事業の原点
1966年 業界初の薬用保冷庫を販売
1970年代 現場発想でモノづくりを磨いた時代 1973年 日本初の自動錠剤包装機を販売
1977年 -85℃超低温フリーザーを販売
1980年代 技術革新と事業領域拡大の10年 1984年 CO2インキュベーターを販売
1987年 世界初のバイオクリーンベンチを販売
1990年代 世界基準に向き合ったグローバル展開期 1991年 世界最低温度の-152℃超低温フリーザーを販売
2000年代 「評価され、選ばれる」ブランドへ成長 2001年 世界初のUV除染機能搭載型 CO2インキュベーターを販売
2010年代 ブランド移行期
SANYO→Panasonic→PHCbi
2010年 パナソニック ヘルスケア株式会社に社名変更
2018年 パナソニック ヘルスケアからPHCに社名変更。
同時に、バイオメディカ事業のブランドもPHCbiに変更
2020年代 細胞遺伝子治療(CGT)市場への本格参入 2024年 ライブセル代謝分析装置「LiCellMo™」販売
2026年 自動培養装置「LiCellGrow™」販売

60周年記念ロゴ、スローガン

従業員の皆さんからロゴとスローガンのアイデアを募り、決定いたしました。

60周年記念ロゴ

PHCbiの歩みの中心には、燃え続ける情熱があります。この情熱が、PHCbiを突き動かし、製品の開発と改良に繋がる原動力です。その想いが、PHCのブルーとともに、60周年記念ロゴの「60」に配した赤い色に込められています。
スローガンは「Preserving Yesterday, Incubating Tomorrow 昨日を守り、明日を育む」です。これまで積み上げてきた『信頼』という財産を保全する=preserve、そして次世代のイノベーションを創り上げていく=incubateという決意が込められています。

60周年特設サイト

創業60周年を記念して、PHC株式会社のコーポレートサイトに「60周年特設サイト」を期間限定で開設しました。バイオメディカ事業グループの歴史や製品ラインアップ、従業員のインタビューなどを掲載しています。この機会に、ぜひお目通しください。

60周年特設サイト

特約代理店会議/サプライヤーミーティングを開催

2026年5月に開催した特約代理店会議では、約90社の特約代理店の社長の方々をお招きし、これまでの60年の振り返りと未来への指針について発表。大きな反響と応援のお声をいただきました。

特約代理店会議

また、2026年7月には、群馬県でサプライヤーミーティングも開催。当日は、サプライヤー様100社超をお招きして、60年の歩みをご紹介するとともに、これまでの感謝の意をお伝えする盛大な会となりました。

サプライヤーミーティング

Message

中村 伸朗

中村 伸朗
PHCホールディングス株式会社
常務執行役員
診断・ライフサイエンスドメイン長
PHC株式会社 代表取締役社長

高魚 力

高魚 力
PHCホールディングス株式会社
執行役員 ライフサイエンス事業部長
R&D担当
PHC株式会社 代表取締役専務

「これまで当事業を支えてくださった世界中のお客さま、お取引先の皆さま、そして日々モノづくりに取り組んできた従業員の皆さんに、心より深く感謝申し上げます。1966年に業界で初めて薬用保冷庫を販売して以来、私たちは、社会貢献の精神を大切に、保存・培養機器を中心とした研究医療支援機器領域から細胞・遺伝子治療支援領域へと、事業領域を広げてまいりました。特に、O157、SARS、 COVID-19をはじめとする感染症が世界的に広がった時期には、PHCbi製品の冷凍冷蔵機器が、研究・医療現場の最前線で大きな役割を果たし、当事業の存在意義を深く認識する機会となりました。三洋電機、パナソニックグループを経てPHCブランドとなった今も、私たちの揺るぎない強みは一貫した品質へのこだわりにあります。真摯なモノづくりにDXやAIによる高度化を加え、時代に合わせて製品と体験価値の両面を磨き続けています。
次の10年、20年に向けて、皆さんとともにさらに誇れる会社を創っていきたいと考えています。これまでのご愛顧に深く感謝申し上げますとともに、これからも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。」

PHCインドネシア 設立35周年:
グローバルな成長を支えるマニュファクチュアリング・ハブ

PHCインドネシアは、ブカシ県エリアに位置し、192社(うち日系企業123社)があるMM2100工業団地の中で、最も長い歴史をもつ企業です。2026年、PHCインドネシアは、設立35周年という記念すべき年を迎えました。

35年間の主なトピックス
年 主なトピックス
1991年 PT Kotobuki Electronics Indonesia(KEI)として設立
1998年 PT Matsushita Kotobuki Electronics Indonesia(MKI)へ社名変更
2005年 PT Panasonic Shikoku Electronics Indonesia(PSECI)へ社名変更
2011年 PT Panasonic Healthcare Indonesia(PHCI)へ社名変更
2018年 PT PHC Indonesia(PHCI)へ社名変更

記念式典の様子

2026年5月20日には、35周年の記念式典を開催しました。この記念式典には、
PHCグループの関係者だけでなく、現地インドネシア保健省の医療機器生産・流通局長、ゴーベルグループのCEO・取締役の皆さま、ジェトロジャカルタ事務所長、パートナー企業の皆さまにも参列いただきました。

記念式典の様子
記念式典にて。社内外の多くの関係者が現地に駆け付けました。
記念式典にて。社内外の多くの関係者が現地に駆け付けました。
記念植樹を行う、出口CEO(一番左)と高魚事業部長(左から二番目)
記念植樹を行う、出口CEO(一番左)と高魚事業部長(左から二番目)

Messageメッセージ

岡田 勇志

岡田 勇志
PHCインドネシア 社長

「PHCインドネシアは、我々が拠点を構えるMM2100工業団地において最も長い歴史を持つ企業です。35年間、このインドネシアの産業発展とともに歩み続けてまいりました。

創業当初はAudio Visual機器を生産し、世界有数のビデオ機器製造拠点へと成長しました。2011年、医療機器製造へと舵を切り、この転換は大きな挑戦でした。事業構造の変革、人員の再編、新たな技術への挑戦など、決して平坦な道ではありませんでした。しかし、私たちはインドネシア政府が進める「Making Indonesia 4.0」のビジョンに呼応し、技術移転と人財育成を経営の核に据えてまいりました。現在、ここで働く素晴らしいメンバーたちが、世界水準のQCD(品質・コスト・納期)を体現し、日本発のモノづくりのDNAとインドネシアの情熱を融合させた製品を世界中へ届けています。

現在、PHCインドネシアは、BGMメーター、ライフサイエンス向け医療用冷蔵庫・冷凍庫・インキュベーターを主力とし、他社向けの人工呼吸器や超音波診断装置等、多様な製品を生み出す複合工場へと進化しています。

私たちはこれからも、インドネシアの雇用を創出し、技術革新をリードすることで、この国の経済と社会、そして人々の健康に貢献し続ける「インドネシアに根ざした企業」であり続けます。

岡田 勇志
記念式典でのスピーチの様子(岡田社長)

35年は一つの通過点に過ぎません。「One PHC」の旗印のもと、私たちはさらなる高みを目指し、インドネシアから世界を驚かせる価値を創造していくことを、ここにお約束いたします。

今後も、パートナーの皆さまとともに歩む未来が、より輝かしいものとなるよう、引き続き変わらぬご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。」