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おおがい内科医院様(神奈川県横浜市)

おおがい内科医院様

おおがい内科医院 院長大貝 明日香 先生

診療科目
内科

※本内容はインタビュー時点の情報です

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目 次

医療者と患者さんの架け橋になりたいと開業

2025年5月に開業したおおがい内科医院。院長の大貝明日香先生の生まれ育った地で、一般内科、スポーツ内科、ACP(アドバンス・ケア・プラニング)外来を3本柱に地域住民に対して生涯を通して医療サービスを提供しています。開業は医師を目指したときからの志で、大貝先生が15歳のときに父親を原発不明の胆管がんで亡くしたときの経験から、そのときに感じた医療者と患者さん・家族とのコミュケーションの壁を取り除き、「医療のリテラシーを橋渡しできる存在になりたい」というポリシーを掲げて開業しました。

大学ではゲノム研究に取り組み、初期研修終了後は血液内科を専攻するなど臨床とアカデミアで実績を積んできた中で、志を実践するため開業前から地元住民向けに市民公開講座を定期的に開催し、医療をわかりやすく伝えることに腐心してきたといいます。その参加者たちから、「いつ開業するのか、まだ開業しないのかと言われるようになり、開業の意志が固まった」(大貝先生)と話します。

クリニックは現在、大貝先生以下、看護師1人、事務スタッフ3人の体制。開院3カ月で当初予定した1日平均患者数15人を大幅に上回る約30人で推移しています。「開業前の診療圏調査では1年目は1日15人、2年目に30人、3年目に45人を目指す計画でしたが、すでに見込みは達成できています。現在看護師の採用活動を行っており、来院患者数増加に対応していく計画です」(大貝先生)。

わかりやすいUIとAI自動算定機能の2点で採用

電子カルテ導入の検討に際しては、「先生方のSNSを調べまくり、電子カルテ選定にかかわる情報収集をしました」という大貝先生。クリニック向け電子カルテについては、非常勤で勤務した医院で数社のオンプレミス型電子カルテを操作してきた経験がありますが、当初からクラウド型電子カルテを導入しようと決めていたそうです。その理由は、情報セキュリティが担保された環境に患者情報が保管され、かつ場所や時間を限定されず安全にアクセスできる利便性だと説明します。「要配慮個人情報である患者データのセキュリティ確保は最重要課題ですが、ベンダーのクラウド環境の方が安全性を維持できると考えています。それが担保された状態で、自宅で診療情報を参照しながら勉強する、あるいは学会発表に向けた情報活用に利用できると考えたからです」(大貝先生)。

その上でクラウド型電子カルテを利用している医師の声を参考にして3社のクラウド型電子カルテを最終の選定候補に挙げ、3社同時にプレゼンテーションを受けて検討。結果、採用されたのがMedicom クラウドカルテでした。その採用理由について、大貝先生は2点を挙げています。1点目は、候補に挙げた3社のクラウド型電子カルテの中で最もユーザーインターフェース(UI)がわかりやすく直感的に操作でき、使いやすそうだったこと。もう1点は、算定可能な項目を自動的に抽出し、算定漏れや誤算定を防げる「AI自動算定機能」が搭載されていることだと指摘しています。

「ウィーメックスのハイブリッド型電子カルテ(Medicom-HRf Hybrid Cloud)を使用している先生が高評価をしており、同社が発売するクラウド型電子カルテなら使いやすいだろうという強い期待感がありました。レセコンにおける歴史と実績を持つウィーメックスのAI自動算定機能ですから、開業における一番の不安材料だったレセプト業務がある程度自動化でき、またチェック機能が実装されていることは魅力的でした」(大貝先生)。

セット登録などの機能を駆使、診療の質と効率性が向上

開業後、実際にMedicom クラウドカルテを運用してみて、「UIは直感的に操作でき、何をクリックすれば目的の操作が可能かとてもわかりやすいと実感しています」(大貝先生)と評価。特に大貝先生が指摘したのは、セット登録と定型文の2つの機能によるスピーディーな入力でカルテ記載が効率化できるうえ、自分が理想とする診療を実現できる点です。セット登録は、症状・所見および診療行為において、傷病や各種検査ごとにあらかじめ症状や処方薬など実施内容を登録しておき、該当する項目を選択してカルテ記載をスピーディー化できる機能。定型文は文字通り定型記載する文書などを登録し、選択・利用できる機能です。

大貝先生が登録・利用しているセットは主に2種類。1つは、診察時に問診・症状などにより取らなければならない所見などを列挙したもので、いわゆる鑑別診断のプロセスをテキスト化して登録したセットです。「患者さんの病態に沿って所見を取りながら、列挙した内容から“引き算”をしてカルテを完成させます。緊急度や重症度、進行によるリスクを絶対に見逃してはいけない所見などをきちんとセットに組み込むようにしています」(大貝先生)。これらのセット内容は、大貝先生が研修医時代から書き留めていたノートを基に、開業1年以上前からドキュメントファイルにあらためてまとめたもので、新たなエビデンスや診療ガイドラインなどから常に更新しつづけているといいます。

もう1つのパターンは、院内採血や院内検査、外注検査などの細目をセット化したもの。検査オーダーの際に、項目をその都度入力することなく、呼び出したセットから検査項目などを選択するだけでオーダーを完成できます。一方、定型文の登録は主に記録の標準化を実践するために利用しており、例えば看護師記録(2パターン)、かかりつけ医初診時・再診時カルテなど約30種の文書が用意されています。

こうしたセットや定型文の登録・活用により、カルテ入力の効率化をはじめ、患者コミュニケーションを円滑化し、診療の標準化・適正化に役立っているといいます。「所見などの入力時間や入力内容のチェックに時間を取られたりしないため、患者さんの話に集中でき、しっかり話を伺うことができています。診断についても、より根拠をもってアプローチすることができるようになったと思っています」(大貝先生)。

また、スタッフへの指示やコミュニケーションを円滑化し、業務の効率化に役立てているのが、患者受付画面の患者名の右端に設けられたコメント欄だといいます。入力した指示コメントを色分けし、指示内容や指示相手を明確にして活用。例えば、看護師に先に診ておいてほしい患者さんはオレンジ色、新型コロナ感染症が陽性だった患者は赤色、会計処理がOKな患者は青色といったように、色分けすることでクリニック全体の業務が円滑に進むよう工夫しているものです。「言葉で伝えたり、メモ用紙で指示を出したりすることなく、リアルタイムかつ正確に指示伝達できています」(大貝先生)。

AI自動算定機能による運用成果については、「当院で加算できる算定項目を設定できることに加え、診療行為の入力時に自動でチェックが行われ、算定漏れや誤算定を防げています。開業3カ月で、文字の入力ミスによる1カ所を除き、返戻ゼロを続けています」(大貝先生)と信頼性を得ています。しかも、おおがい内科医院の事務スタッフ3人はいずれも医療事務未経験者。こうした状況で返戻ゼロを達成できていることは「AI自動算定機能があればこそ」といい、「AI自動算定機能が提示してくる内容を基に事務スタッフも学習していくことができるので、とても役立っています」(大貝先生)と効果を述べています。

充実したサポートを受けるためPremiumプランを選択

Medicom クラウドカルテはサポート内容により「Basicプラン」「Premiumプラン」の2つの料金プランから選択できますが、大貝先生はPremiumプランを選択。その訳は、「Medicom クラウドカルテはさまざまな機能があるからこそ、その機能を使い切りたいと思ったからです。そのためには、多少料金が高くてもメーカーのサポート担当者に支援してもらうべきだと考えたからです」と大貝先生。

インストラクターの訪問による操作指導に対し、「特に開業初日はスタッフ全員がバタバタしている中で、操作方法がわからない点やエラーの対処などを隣で指導していただき、本当に助かりました」(大貝先生)と評価。また、運用開始後のチャットや電話、リモートで画面共有しながらの操作支援など手厚くサポートを受けられることを評価。「医療事務に就くのが初めて、電子カルテ操作も初めての私に対しても、丁寧でわかりやすく説明していただけて助かります」(事務スタッフ)と話しています。
※訪問対応には回数制限があり、追加対応は有償となる可能性がございます。

Medicom クラウドカルテの操作性や業務効率化の支援機能、運用サポートなどの視点で評価している大貝先生。今後、電子カルテ導入を検討している先生に対し、次のように提言しています。

「カルテは、正確性・網羅性、体系的な記載など、ある程度形式に則って記載されるものですが、その内容は作成した医師らしさ、自分らしさを表現できることも大切だと思っています。自分色のカルテ作成ができれば、自分の診療の質をより深め、高めていくこともできると思っています。そうした考えをお持ちの方にとっては、Medicom クラウドカルテはお薦めです」(大貝先生)。

おおがい内科医院

おおがい内科医院

開業:2025年5月1日
住所:神奈川県横浜市旭区鶴ヶ峰1-12-3 新川ビル2階
診療科目:内科

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Medicom クラウドカルテ
(電子カルテ)

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