PHCグループは、2030年の目指すべき姿「精緻な技術でヘルスケアの未来を切り拓くリーダーとなる」を掲げ、その実現に向けた中期経営計画を推進しています。本中期経営計画期間では、サステナビリティ経営における基盤構築に注力しています。当社グループは、経営理念「わたしたちは、たゆみない努力で健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し 豊かな社会づくりに貢献します」を形にしていくための重要課題(マテリアリティ)を特定し、それぞれの指標(KPI)と目標を設定し、グループ一丸となってサステナビリティ経営を推し進めています。
サステナビリティ推進体制
PHCグループでは、取締役会監督のもと、代表取締役社長を委員長とし、最高経営陣(執行役員)と事業部長をメンバーとしたサステナビリティ委員会を設置しています。本委員会では、PHCグループの重要課題(マテリアリティ)の特定、それらに対する指標(KPI)と目標の決定、実績の評価及び改善指示等のモニタリング、新規規制やガイドラインを含むその他サステナビリティに関する活動全般の管理や討議、決定に関する審議を実施しています。決定事項は、各事業部並びにコーポレート部門から選出されたメンバーから成るサステナビリティチームに指示され、各KPIに対する目標値の達成を目指した取り組みやその他サステナビリティに関連する活動等、グループ全体でサステナビリティ経営を実践できる体制を構築しています。なお、サ ステナビリティ委員会で報告・討議・審議された内容は、社内規程に準じて経営会議及び取締役会への付議・報告を行います。
サステナビリティ委員会は原則として年4回開催し、その内容を取締役会に年2回以上報告します。取締役会はサステナビリティ活動の妥当性、有効性やリスクについて管理・監督いたします。
サステナビリティ推進体制図
2024年度 サステナビリティ委員会実施概要(全4回)
| 実施 |
議題 |
審議結果 |
| 2024年4月25日 |
【審議事項】
- グループとして優先的に取り組むESGの取り組み
- 2024年度の計画
【報告事項】
- マテリアリティ・KPI・目標値に対する2023年度の進捗報告等
|
提案の内容 にて承認 |
| 2024年7月9日 |
【報告事項】
- CSRD対応進捗報告
- サプライチェーンGHG排出量算定プロジェクト進捗報告
- 主要ESG評価スコア報告
|
ー |
| 2024年10月31日 |
【審議事項】
- グローバルESG研修の定期的な実施
- グループとして優先的に取り組むESGの見直し
- CFP(カーボンフットプリント)算定準備
【報告事項】
|
提案の内容 にて承認 |
| 2025年1月30日 |
【審議事項】
- サプライチェーンGHG排出量算定、第三者の保証声明書取得報告と開示
【報告事項】
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提案の内容 にて承認 |
サステナビリティのリスク管理
サステナビリティに関連するリスクについては、サステナビリティ担当部門とリスク担当部門が連携し、社内外の環境の変化を考慮しながらリスクアセスメントを実施します。特定したリスクや対応策は「サステナビリティ委員会」で評価し、「リスクマネジメント委員会」と連携しながら管理を行っています。